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FREE BIRD

第41章 別れ難い二人

BGMのジャズが消され一瞬静かになった。


その間にマスターが淹れたてコーヒーを運んでくれた。


コーヒーの香りが心を穏やかにする。


互いに期待しながら一口飲んだ。


「美味しい…」


「ああ…上手い…」


僕のコーヒーは香りこそ甘く惹かれたが、濃厚で後味に苦味のある奥深い味だった。



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