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FREE BIRD

第50章 遅いよ

家族はと言うと…


雪もとうとう僕を頼るのを辞めたのか、保険の仕事を始め、えらく忙しそうだ。


僕達は前より一緒に居る時間が激減していた。


健太も中学になると野球は部活になり、
自分の世界が出来てきたようで、随分手が離れてきた。


家族だけど、各々が別の世界で生きている。


その世界は互いに干渉しないような雰囲気だった。



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