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FREE BIRD

第52章 逢瀬の時に

…美穂side…

約束通り誠さんは忙しい中でも私との時間を作ってくれた。

きっとこれが今年最後の二人の時間だろう。


私は誠さんの胸に寄り沿い、微睡んでいた。


私にとっての至福の時間だ。


「寒くない?」


誠さんがギュッと抱きしめてくれる。


「平気よ。誠さんあったかいから」


優しく見つめる眼差しに私は愛を感じた。


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