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FREE BIRD

第60章 言わせない、聞きたくない

蛇口を捻りながら、なにやら頭を捻った。


今夜の美穂さんはいつになく妖艶で激しく僕は応えたくて夢中に愛した。


あの涙は…


もしや、と胃がズキリとした。


部屋に戻るとバスローブを羽織った美穂さんが背を向けてベッドに腰掛けていた。


泣いている…


それは後ろ姿でも分かり、悟った。




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