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FREE BIRD

第66章 友達

「美穂?美穂っ!」


「知世…知世…別れたの…私、別れちゃったよぉ…」


知世が抱きしめてくれた。


知世が優しいから余計泣けた。


知世にしがみつき気が済むまで泣いた。


「バカね…美穂はバカ…そんなに本気になって…」


「だって…だって…好きだったの…本当に…本当に…大好きだったのぉ…」


そう言いながらも手が優しく私の背を撫でてくれた。

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