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FREE BIRD

第74章 新しい鳥籠

ヒュルリと冷たい風が吹き銀杏の葉がハラハラ舞った。


「ちょっと寒い…」


僕は美穂の肩を抱き引き寄せた。


「美穂は寒がりだな、ほら、この方があったかいだろ?」


「うん、あったかい」


枯葉を踏み鳴らし僕達は寄り添って歩いていく。








まだまだ果てしなく長いこの道を…









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