身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者
「今、確かに子が動いたぞ」
ユンの視線は、こんもりと膨らんだ明姫のお腹にひたと注がれていた。
「この子が動くのを確かめたのは、これが初めてだ」
ユンは感に堪えたように呟き、明姫の腹部にそっと手を当てた。眼を軽く閉じ、しばらく腹の子の動きを改めて確かめているようである。
「随分と元気の良い子だな」
ユンは破顔し、明姫を見た。
「最近はますますよく動くので、時には痛みを感じることもあります」
明姫も笑って応じた。
ユンの視線は、こんもりと膨らんだ明姫のお腹にひたと注がれていた。
「この子が動くのを確かめたのは、これが初めてだ」
ユンは感に堪えたように呟き、明姫の腹部にそっと手を当てた。眼を軽く閉じ、しばらく腹の子の動きを改めて確かめているようである。
「随分と元気の良い子だな」
ユンは破顔し、明姫を見た。
「最近はますますよく動くので、時には痛みを感じることもあります」
明姫も笑って応じた。