身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第24章 第二部 【身代わりの王妃】 ひそやかな恋情
そんなわけで、中には五十歳で十五歳の王妃を継妻として迎えた王も歴代の中にはいる。三十九歳の王と十七歳の王妃の組み合わせは確かに年齢差がないとはいえないが、王自身が再婚のため、これは年齢差がある中には入らない。
しかし、当の本人にしてみれば、これは大問題なのである。ユンはどこまでも真剣なのに、こんなときに限って、春花は笑いを噛み殺しているようであった。
しばらく並んで歩いていると、今度は靴屋が見えてくる。ユンはまた春花の手を掴んだ。
「今度は、あっちだ」
「いらっしゃい」
店番をしていた若い男が上客と見て、素早く立ち上がった。
しかし、当の本人にしてみれば、これは大問題なのである。ユンはどこまでも真剣なのに、こんなときに限って、春花は笑いを噛み殺しているようであった。
しばらく並んで歩いていると、今度は靴屋が見えてくる。ユンはまた春花の手を掴んだ。
「今度は、あっちだ」
「いらっしゃい」
店番をしていた若い男が上客と見て、素早く立ち上がった。