身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第24章 第二部 【身代わりの王妃】 ひそやかな恋情
「まったく、あの靴屋はけしからん。それに、油断ならぬヤツだ。ああいう手合いは女には手が早いゆえ、そなたも気を付けるのだぞ。それに、そなたもそなただ。商売人の口が上手いのは商法だ。多少うまいことを言われてたからといって、あのように媚を売ってはならない」
「私、媚なんて売ってません」
春花が口を尖らせるのを見て、ユンは笑った。
「確かに今のは私が言い過ぎた。若くて美人の妻を持つと、良人は気が休まる暇がないな。だが、今度から、もう一人で町に出てはいけない。もし町に出たくなったら、必ず私に言うと約束しなさい。一人で町を出歩いているのを見つけたら、後宮に閉じ込めて一歩も外に出さないからな」
「私、媚なんて売ってません」
春花が口を尖らせるのを見て、ユンは笑った。
「確かに今のは私が言い過ぎた。若くて美人の妻を持つと、良人は気が休まる暇がないな。だが、今度から、もう一人で町に出てはいけない。もし町に出たくなったら、必ず私に言うと約束しなさい。一人で町を出歩いているのを見つけたら、後宮に閉じ込めて一歩も外に出さないからな」