身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り
「だから、この間も言ったでしょ。私はあなたのお嫁さんになるって。そのために二人で力を合わせて進んでいこうって決めたばかりじゃないの。疑り深い男は女にモテないって、知ってるの?」
「こいつ、しばらく逢わない間に、ますます生意気になったな。よし、お仕置きだ」
いきなり唇を塞がれ、明姫はもがいた。ユンはしばらく柔らかな明姫の唇を堪能した後、漸く解放してくれた。
「なっ、何するの? こんな人通りの多いところで、酷いわ」
憤慨して拳を振り回す明姫の側を、腰の曲がった老婆がゆっくりと通り過ぎてゆく。その他の大勢の通行人も興味津々といった体で、こちらを見ながら歩き去っていくのだ。
「こいつ、しばらく逢わない間に、ますます生意気になったな。よし、お仕置きだ」
いきなり唇を塞がれ、明姫はもがいた。ユンはしばらく柔らかな明姫の唇を堪能した後、漸く解放してくれた。
「なっ、何するの? こんな人通りの多いところで、酷いわ」
憤慨して拳を振り回す明姫の側を、腰の曲がった老婆がゆっくりと通り過ぎてゆく。その他の大勢の通行人も興味津々といった体で、こちらを見ながら歩き去っていくのだ。