
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り
「ユンが膝枕をして欲しいと言ったのは、そのせいだったのかもしれないわね」
「え、何が何のせいだって?」
ユンには今の呟きが聞こえなかったようだ。明姫は微笑んだ。
「良いの。ただのひとりごとだから。ね、膝枕してあげるから、横になって」
「そうか、明姫がそんな殊勝なことを言うのは滅多にないだろうからな」
ひとこと余計なことを言い、ユンは明姫の膝枕でごろりと横になった。
「うーん、最高だ。惚れた女の柔肌に抱かれて眠りに落ちるこの瞬間が堪らんなぁ」
そんなことを言うから眠るのかと思ったら、ユンはぱっちりと眼を開いている。
「え、何が何のせいだって?」
ユンには今の呟きが聞こえなかったようだ。明姫は微笑んだ。
「良いの。ただのひとりごとだから。ね、膝枕してあげるから、横になって」
「そうか、明姫がそんな殊勝なことを言うのは滅多にないだろうからな」
ひとこと余計なことを言い、ユンは明姫の膝枕でごろりと横になった。
「うーん、最高だ。惚れた女の柔肌に抱かれて眠りに落ちるこの瞬間が堪らんなぁ」
そんなことを言うから眠るのかと思ったら、ユンはぱっちりと眼を開いている。
