身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
ユンは腰を緩く回しながら、明姫の剥き出しの肩を軽く啄んだ。明姫はその部分にチカッと一瞬だけ鋭い痛みを感じ、一瞬だけ意識が下半身から逸れた。
雪のようになめらかな透き通った膚に、紅い痕がくっきりと刻まれている。さながら白い膚に散った梅の可憐な花びらのようである。
「綺麗だ。まるで紅い花が咲いたようだ」
ユンがうっとりと呟くのに、明姫は恨めしげに言った。
「痕を残したのですか?」
思わず涙ぐんだ明姫をユンが面白そうに見る。
「別に誰にも見せるわけではないのだから、良いだろう? それとも、私以外の男にこんな風に素肌を見せるのか?」
雪のようになめらかな透き通った膚に、紅い痕がくっきりと刻まれている。さながら白い膚に散った梅の可憐な花びらのようである。
「綺麗だ。まるで紅い花が咲いたようだ」
ユンがうっとりと呟くのに、明姫は恨めしげに言った。
「痕を残したのですか?」
思わず涙ぐんだ明姫をユンが面白そうに見る。
「別に誰にも見せるわけではないのだから、良いだろう? それとも、私以外の男にこんな風に素肌を見せるのか?」