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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

「鬼だと?それはこっちのセリフだ!!追試、一桁だぞ?!こっちが一年も教えた事を一割も覚えてないって言うのは、先生に対しての侮辱だ!!」



ごもっともの答えに返す言葉も無いが…負けてはいられない。



「先生の教え方が悪いんだもん!!」


「っこいつ!!」



そんな時、日直だった健人が日誌を持って佐藤先生の所へ来た。



「ご苦労様。」



そう言って健人から日誌を受け取ると、私と健人の目が合う。

間近で見ると…凛々しい顔立ちで、まさに秀才っていうイメージがぴったりで…見とれていた。

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