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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

そう言ったかと思うと、教室中を見渡し



「全員、1分以内に教室を出ろ。男も女も全員!!これから1週間、俺が来たら即座に退室しろ。出来なければ、学校に来れない様にしてやる。」



健人の言葉は、肉体的ではなく精神的な脅しで…
来れない様にとは…イジメなのか?!

ぽかんと口を開ける私を置いて、全員がサーっと掃けていった。



「じゃ、始めるか。…取り敢えず、見るに耐えがたい追試のテスト結果を見せろ。」



軽々と酷い事を言う健人だが、それでも教えてくれようという姿勢はかってあげよう。



「おい、早く出せ。」

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