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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

「反抗するな。」


「痛いぃ!!」



手をペシペシ叩いて剥がすと、頬がジンジンした。
女子の顔に本気つねりって…どうなの?!



「あったとしたら、まず、落としている科目の授業で居眠りはしない。それと、お願いしますと迎えに来るくらいは敬意を払え。そして、自分の学力レベルを表示しろ!!」



全く持って…正論すぎ!!
言い返す言葉もなく…



「すみません…でした。」


「…わかればいい。まぁ、どうせ何も理解していないんだろうからイイけど。」



さらりと…私をバカにした?
その通りだけどさぁ、だったら最初から「見せる」必要なくない?!

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