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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

月曜日。


2日分、健人から渡されたプリントの量にヘトヘトの私は、机にうなだれていた。



「あいつ…本当は馬鹿なんじゃ無いの?」


「誰の事?」


「健人だよ、真山健人!!」



私がそう言うと、さっきまで私と話していた佳苗の動きが止まっていた。



「佳苗?」


「おい。」



私の上から降って来た声は…
先ほど私が罵った相手、健人だ。

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