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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

まさかの朝一登場に、顔を引き攣らせてしまう。



「プリント、出せ。」


「…はい。」



恐る恐る出すと、健人は奪う様に取り上げた。
そして私を見下ろして…。



「ふん。」



と…。
背を向けた。


怒ってる。
よね?


教えてくれてる先生に感謝どころか暴言。
けど、なんて声をかけて良いのか…
謝れば良いんだけど、それで許してくれる様な感じでもなくて…。


失態だ。

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