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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

ピクンと動く健人が可愛くて、一度引いた手を再度伸ばした。

触れるか触れないかの距離で、いきなり健人に手首を掴まれて…



「お、起きてたの?」



私がそう言うと、健人はゆっくりと目を開けた。



「…起きてた。」


「…うそだぁ。寝息立ててたよ?」


「立ててない。」



はぁー。でたでた。
意地っ張りめ。
スーコースーコー言ってたっつーの!!

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