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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

「勝手にどこ触ってんだよ。」


「…まつ毛、長くて羨ましいなって。」


「勝手に触るな。」


「頑張ったご褒美だもん。」



私を睨み上げてた表情から、「はぁ?!」といいそうな表情に変わった。
最近表情が…ちょっとわかると言うか、いろんな表情を見せてくれる。

…無防備な寝顔はかなりレアだし。



「ご褒美は俺が貰う方だろ?」


「…そう…でしょうね。」


「何…くれる?」


「じゃ…私の愛?!」



引きつって笑う私の腕を引っ張った健人に、体制を崩されて、健人の肩に手を置いた。

これまた気まずい態勢で…
でも…
ドキドキが半端ない!!

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