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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

「何が…欲しいんでしょうか。」


「…何ならくれるの?」



健人は基本質問返し。
ある程度、期待に応えようという私の姿勢を察して欲しい。



「お金の…かからないモノ。」


「…じゃ、これから卒業までテストの平均点は90点以上キープ。」


「っ鬼!!」


「文句も請求も、合格してから言え。」



本で軽く頭を突っつかれ、席を立ちドアまで歩くと振り返って私に言う。



「今日は終了。…お疲れぇ。」

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