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妖艶怪

第20章 第二十章


俺の脳裏には
くっきりと侵されている
レイの姿が焼きついていて
助けられなかった
惨めさと悔しさが溢れる。


レイ…


俺が妖界に行くのは不可能だ。

つまりレイが人間界に
来てくれない限り
一生会えない。


馬鹿野郎…


涙が絨毯に落ちた。

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