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妖艶怪

第20章 第二十章


俺はお前無しじゃ
無理だって言っただろ!


涙が止まらなくなる。

なんでだよ
なんで俺を人間界に
帰したんだよ!!!
俺は妖怪だってなんだって
レイと生きて行きたかった。


レイ、レイ、レイ…
嘘だろ…
夢だろ…


俺は泣いて泣きまくった。

男が情けないとか
思われてもいい。
泣いてないと
死にたくなるから。

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