テキストサイズ

妖艶怪

第7章 第7章



人間界は太陽がまだ低い
午前中だった。

涙が止まんなくて拭ってると
人間の男の匂いが
近づいてきた。

どんどん近づいてきて
食欲がそそられる。

もっさいメガネデブ。
人間だったら
寒いはずのこの気温で
半袖着てるww

でも誘惑しやすそう。

すれ違う寸前
わざとよろけて転ぶ。

きゃっ

「っだっ大丈夫ですかっ」

キョドりながら
恐る恐るアタシの顔を覗いて
猛スピードで後ずさる。


大丈夫です、
ありがとうございます
…どうしたんですか?

「いっいやあんまりにも
美しかったもので…
あっ私みたいなのが
話かけてしまって
もっ申し訳ありませんっ」

もともともっこりしてた
ズボンの股の間が
さらにもっこりするのを
アタシは見てしまった。
興奮してるーww

だから近づいてあげる。

更にキョドり始める。

「どっどうしました?!!」

あなた…可愛いですね

にっこりしてみせると
脂汗が顔に浮かんだ。


ここ、おっきくなってる

つんっと指で股をつく。

「ひゃあっ」

股を隠そうとする。


我慢したらだめですよ?

見つめ続けると
アタシの腕を掴んだ。

「ぼっ僕んちへ…」

ついふふっと笑ってしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ