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妖艶怪

第16章 第十六章


今のどうゆう事だよ???!!

また怒鳴ると
レイはビクっとした。
怒りが次から次へと
溢れ出てきそうだった。

「アタシ…ホントは
ユーヤが好きなの…
結婚するって言って
ごめんなさい…許して」

怒りで体が震えた。
ユーヤが好き??
全然理解できねぇ。
結婚するって言って
ごめんなさい?????


ふざけるなっっ!!!!

声を荒げると
巨森カラスが逃げた。

俺は家の中に入り
卵をレイに見えるよう
持ち上げた。


今の言葉、
取り消さねぇと
この卵ブッ潰すからな

レイの顔が一気に青ざめ、
必死に首を横にふる。

「やめて!それだけはやめて!」

じゃあ訂正しろ。
俺と結婚するんだよなぁ?

表情が停止する。
なぜ迷い、考えている?
さっきのは
笑えない冗談だろ?

「…お願い…許して」

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