
わすれない
第1章 出会い
イヤでイヤでたまらない毎日。
同じ事を繰り返し、また次の日を迎える。
そんな毎日から抜け出せたのは彼に出会ったから。
鈴本 圭介(すずもとけいすけ)……社会人。
私より8歳も年上だった。
彼は学校でいじめにあっていた私を理解してくれた人。
出会ったのは海。
学校に行くのがイヤで、でも親には言えなくて…。
気づいたら学校ではなく海にいた。
我ながら凄い行動力だ。
1人、ぼ~っと海を眺めていたら声をかけられた。
「君、学校は?」
振り返ると、男が1人スーツ姿で立っていた。警官でもなさそうだけど、さてなんて答えようか考え込んだ。
制服姿でいた私、記念日で休みとも言えないし、第一地元じゃないのもバレてるっぽい。
しばらく黙り込んでしまった私を具合が悪くなって動けないのかと勘違いしたらしい男は
「病院につれていってあげようか?君、どこ高?学校には連絡した?」
と質問してきた
同じ事を繰り返し、また次の日を迎える。
そんな毎日から抜け出せたのは彼に出会ったから。
鈴本 圭介(すずもとけいすけ)……社会人。
私より8歳も年上だった。
彼は学校でいじめにあっていた私を理解してくれた人。
出会ったのは海。
学校に行くのがイヤで、でも親には言えなくて…。
気づいたら学校ではなく海にいた。
我ながら凄い行動力だ。
1人、ぼ~っと海を眺めていたら声をかけられた。
「君、学校は?」
振り返ると、男が1人スーツ姿で立っていた。警官でもなさそうだけど、さてなんて答えようか考え込んだ。
制服姿でいた私、記念日で休みとも言えないし、第一地元じゃないのもバレてるっぽい。
しばらく黙り込んでしまった私を具合が悪くなって動けないのかと勘違いしたらしい男は
「病院につれていってあげようか?君、どこ高?学校には連絡した?」
と質問してきた
