
わすれない
第1章 出会い
「いえ、大丈夫です。気にしないでください。」
私は、具合が悪い訳じゃない事だけを言いその場から離れた。
1人になりたい。その時は誰とも関わりたくなかった。
――やっぱり制服じゃめだつよなぁ。
そんなことを考えながら歩いていると、不意に腕を掴まれた。
――またかよ。
そう思い振り返るとさっきとは違う人たちだった。
――やばっ。
男の人と女の人、スーツ姿だけど補導の人だというのは腕についてる腕章でわかった。
ここで下手な嘘ついても親に連絡がいくことは容易に想像がついたので相手からの言葉をまっていた。
案の定、先ほどの男みたいに質問してきた。
「私は…「みさき~こんなとこにいたのかぁ!」
私が補導員に名前を告げようとしたら、先ほどの男がコンビニの前からこっちに向かって声をだしていた。
補導員がみな男の方を向き、また私を見て知り合いか?と尋ねるので思わずうなずいてしまった。
補導員の1人が、男に質問をする。
「いやぁ~私の従兄弟なんですが、つい最近引っ越してきたこの子を今から叔母に会わせに連れていくところなんですよ。」
男はペラペラと勝手に話しをしながら私を背後に隠すようにしてくれた。
補導員が私に確認のため話しかけてこようとしているけど、なかなか男が譲らない。
そのうち諦めたのか去っていってしまった。
――この人すごい話術。
感心していると男が振り向いて
「さぁて、いきますか。」
と言ってきた。
また補導されたらやっかいでしょ?と。
男は自ら圭介と名乗った。私は本当の名前は名乗らずミサキと言った。
私は、具合が悪い訳じゃない事だけを言いその場から離れた。
1人になりたい。その時は誰とも関わりたくなかった。
――やっぱり制服じゃめだつよなぁ。
そんなことを考えながら歩いていると、不意に腕を掴まれた。
――またかよ。
そう思い振り返るとさっきとは違う人たちだった。
――やばっ。
男の人と女の人、スーツ姿だけど補導の人だというのは腕についてる腕章でわかった。
ここで下手な嘘ついても親に連絡がいくことは容易に想像がついたので相手からの言葉をまっていた。
案の定、先ほどの男みたいに質問してきた。
「私は…「みさき~こんなとこにいたのかぁ!」
私が補導員に名前を告げようとしたら、先ほどの男がコンビニの前からこっちに向かって声をだしていた。
補導員がみな男の方を向き、また私を見て知り合いか?と尋ねるので思わずうなずいてしまった。
補導員の1人が、男に質問をする。
「いやぁ~私の従兄弟なんですが、つい最近引っ越してきたこの子を今から叔母に会わせに連れていくところなんですよ。」
男はペラペラと勝手に話しをしながら私を背後に隠すようにしてくれた。
補導員が私に確認のため話しかけてこようとしているけど、なかなか男が譲らない。
そのうち諦めたのか去っていってしまった。
――この人すごい話術。
感心していると男が振り向いて
「さぁて、いきますか。」
と言ってきた。
また補導されたらやっかいでしょ?と。
男は自ら圭介と名乗った。私は本当の名前は名乗らずミサキと言った。
