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「…ったく、このあまっ！！！」

ロン毛の男がすごい形相で睨んでくる。


茶髪の男は頭を押さえながら、腕をつかみ顔を近づける。



「っざけんなよ！！！マジ 自分の置かれてる状況理解してねーな？！」



痕が付くくらい強く掴まれた腕は痛みを増していく。


「いっ… いたいっ…！！」


腕の痛さに加え肩も赤くなっている。

「――てめぇ、　随分ふざけた真似してくれんじゃん？？？？

俺らが本気だしたら生きてられっと思うなよ！」



腕に龍のタトゥーを入れた一番ヤバそうな男が言いながらカメラを持ったやつに合図した。


他のやつらが私の体を押さえる。


タトゥーの男は自分の服を脱ぎ私に覆い被さるように近づく。


――あぁ　もう、ダメだっ・・・・・。



目を閉じ、覚悟を決めるしかなかった…。



――あたし、これで人生終わっちゃうんだ。