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わすれない

第1章 出会い

「まずは、体を撮しとかねーとなぁ??」


ニヤリと笑いながらカメラを持ったやつを呼ぶ。

カメラの男は私の顔を写し次第に体のほうにカメラを向ける。


「なぁ、写真だけじゃなくてムービーもやっちゃう??♪」

一人が余計な一言を話す。


カメラに撮られているだけでも死にたいくらいなのに、ビデオなんて…考えるだけで絶望しか見えなかった。

―――もう、死のう。

そう思い、舌を強く噛みきろうと歯に力を入れたときだった。





バタンッ バタンッ!!!
ガタガタッ ドンドンドンッ!!!!



「な、なんだっ!? おいっ 様子見てこいよっ!」

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