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わすれない

第1章 出会い

ドンッ ドンドンッ ガンッ !!!


バキッ ガタッ バキバキッ!!!!


ドアが壊されて、薄暗い部屋に光がさした。


「よしっ 探せ! まずは人がいるか確認しろ!!」


警察の声に男たちは散り散りになる。

「うわぁ!!!」

「お、俺はかんけーねぇっ!!」

私は赤く腫れた肩を押さえながら踞っていた。

「そいつらを抑えろっ!!一人も逃がすなっ!」



逃げ惑う男たちに警察がいい放つ。

――私は、助かった…?


肩の痛みと恐怖から解かれた安心感からか、私は意識がなくなりそうだった。


「おいっ大丈夫かっ!?
誰かっ救急車を!!!」



警察の一人が私を見つけ自分の服を掛けてくれた。

「君は通報のあった美咲さんかい?」


警察が私の肩を診ながら聞いてきた。


男の人が女の子が車で連れ去られたのをみたと。車のナンバーも覚えていたらしく、Nシステムで車を探したらここにあったことも教えてくれた。

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