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異能者の望むもの

第7章 能力対抗戦 2日目

Side境夜


最悪な夢だった。

本当にそれしか言えない。最悪だった。

あの人のことを思い出すのも。あの出会いを思い出すのも……。

過去全てが最悪だ。……苦しい。

けど……一番は………………。

やめよう…。今更なんの意味にもならない。

「……学校…行かないとな」



*******



「あ、境夜おはよう!」

「おはようございます。遅れてしまい申し訳ありません」

「ううん。たった一分だし全然それはいいんだけどさ、境夜が遅れるなんて珍しいね」

俺はあの夢から目を覚ました後、準備をして要と約束していた場所に来た。けど、遅くなってしまい約束の場所に一分遅れてしまった。

「あ、それ…「それに……」」

理由を言おうとそれはと言おうとした時要に遮られた。

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