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いつまでも

第4章 伝えたい

いよいよ、誕生日当日。

とりあえず、ケーキを買いに行く。
かわいくデコレーションしてある、名前入りのケーキ。

見えないって分かってるけど、やっぱりかわいい方が喜んでくれるだろう。


家で待ってる時間は、ウズウズしてたまらなかった。


ピンポーン
「はいっ!」

「お邪魔します」

「はやく入って!撮られる前に」

急いで彼女を部屋に入れる。

「HAPPY birthday☆」

パーン!!

「うわっ、ビックリしたあ!ありがとうございます♪」

「ケーキあるから、こっちこっち!」

彼女の手を引いて、リビングのテーブルの前に座らせる。

「ハッピーバースデーディア、葵さん〜ハッピーバースデートゥーユー♪」

彼女はふーっとロウソクの火を消した。

「ありがとうございます!こんな祝ってもらうの初めてです!」

「喜んでくれてよかった!さ、ケーキ食べよ?」

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