
甘党ゆるふわ彼女
第4章 チョコレート
こんなときでもかわいいちいちゃん反則だ。
よくみたら大好きなサンリオのキャラクターの着ぐるみをきていて、うさ耳がついたちいちゃんがかわいくて仕方ない。
小動物っぽいとは思ってたけど、これほどとは。
冷たいタオルで顔をふいてあげて、熱さまシートをおでこに貼って、慣れない手つきながらも果物を切った。
毎日お弁当を作ってくれるちいちゃんが、本当にすごいと改めて思える。
「果物食べる?ちいちゃんの好きなりんご」
「食べさせて…ゆうくんーっ」
お?
「はい、あーん。」
「ありがとゆうくんっさすがちいの彼氏だねっ」
んん?
「ゆうくんも食べる?あーん」
「ん!?」
ちいちゃん、甘え癖が増してる!
しかも口移しであーん…なんて
俺やばいって。
