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充「考えるな…」



自分の想い
詩織に対する断ち切れない想い
必死に忘れようと気持ちに蓋をしようと
するが
その想いから目を背ける度
胸がヒリヒリと痛み胸が苦しくなる
仕事に集中出来ない
何も出来ない



充「…会いたいな」



詩織に会いたい
触れたい、キスしたい
今日、偶然でも詩織に会えて嬉しかった
彼氏なのか知らない男と一緒にいて
平気なフリ
知らぬフリをするので
精一杯だったけど
嬉しかった



充「…詩織」



今さら
後悔しても遅い
あの時、自分は詩織を突き放した
フラれるのが怖くて傷つくのが怖くて
想いを伝えず目を逸らした
詩織を突き放した

好きなのに
本当は大好きなのに
ずっと探し続けていた初恋の女の子なの
に…



充「…」



まだ間に合う
今ならまだやり直す事が出来る
でも充は詩織を追いかける事が出来なか
った