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お金の関係

第17章 思い出して



詩織「…はぁ」

父「…」



家中探したが
アルバムを見つける事は出来ず
小学校時の友達との付き合いも今はなく
もちろん
連絡先も知らない
小学校に頼んでアルバムを
見せてもらおうとも思ったが、この時代
そう簡単に見せてもらえるとは思えず
完全にお手上げだった



詩織「…」

父「詩織」

詩織「…何」

父「卒業アルバムはないけど昔の写真な
ら、おばあちゃん家にあるかもよ」

詩織「本当?」

父「後で電話してみるよ」

詩織「私がする、久しぶりにおばあちゃ
んと話したいし」



昔の写真
残っているか不安はあったが
おばあちゃんは詩織の写真を何冊もの
アルバムにして
大事に
保管してくれていた

詩織は早速
おばあちゃんに頼んで
小学校の時のアルバムを送ってもらう事
にした



父「詩織、ばあちゃんからの荷物、届い
てたぞ」

詩織「ありがとう」


数日後
おばから荷物が届いた
箱を開け中身を確認すると中には
「詩織~小学校~」と書かれたアルバム
が数冊
入っていた


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