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お金の関係

第17章 思い出して



父「懐かしい写真だな」

詩織「幼いな~」



小学生の頃の自分の写真
少し気恥ずかしかったが懐かしい思い出
その時代
仲が良かった友達や
おもちゃなどが一緒に写っていて
時代を思い出させる懐かしい写真ばかり
だった



父「写真に写ってる子の名前が書いてあ
るから、わかるかもな」

詩織「うん」



丁寧に配置された写真
その写真の下には写っている子の名前が
書いてあり
充が写っていれば何か
わかると思ったが
写真の中に
九条という子の名字を見つける事は
出来なかった

しかし
その中に一枚だけ
一枚だけ名字は違ったが充という名前の
男の子を写真を見つける事が出来た
その男の子の名字は姫野
姫野充

名前は一緒だったが
かわいらしい男の子で今の充の面影は
あまり
感じられなかった



詩織「…」

父「この男の子、姫野君じゃん」

詩織「知ってるの?」

父「詩織、覚えてないか?小学生の時に
よく一緒に遊んでた姫野君」

詩織「遊んでた?」


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