お金の関係
第4章 学校
充「詩織」
詩織「はいっ」
充「詩織の事は事前に先生に話して俺と
同じクラスにしてもらったから」
詩織「良かった…違うクラスだったら私
心細くてどうしょうかと…」
充「だから詩織」
詩織「はい?」
充「学校にいる時も気を抜くなよ」
詩織「えっと…はいっ」
充「…」
ここは学校
みんなで勉強をする場所
だから例え学校内で充と二人っきりにな
っても
家でしている、されているような事は
してこないだろうと考え
安心していた詩織
しかし
その考えは甘かった
詩織「町田詩織です、よろしくお願いし
ます」
担任「町田さんの席は及川君の隣ね」
詩織「はい」
同じクラスにはなれたが
さすがに席までは隣同士にする事は出来
ず
詩織は充から少し離れた及川という
男子生徒の隣に
座った
和也「俺は及川和也、もしわからない事
あったら何でも聞いて」
詩織「ありがとう」
隣の席の男子
及川和也(おいかわかずや)
日に焼け筋肉質でスポーツ万能系の男子
前後の席の子達もフレンドリーで
転入初日は幸先の良い
スタートだった