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お金の関係

第4章 学校



女子「何かあったの?」

充「何もないよ」

詩織「…」



聞こえてきた声
それは甲高い女子の声と充の声だった
話しの内容は休んでいたこの数日
一体何をしていたのか
根掘り葉掘り
聞いていた
まるで
彼女が彼氏に
質問するかのように…



女子「忙しいのはわかるけど連絡くらい
してよ」

充「そうだったね」

詩織「…」



充の優しい声、言葉に
詩織の胸はキュッと痛み苦しくなった
何故だろう…



詩織「…」



これ以上
聞いていられない
そう思い気づかれないよう、その場から
立ち去ろうとした詩織
しかし…



女子「ねえ充、キスして」

詩織「!?」



女子の言葉に驚き
思わず足を止めてしまった詩織
声も聞こえなくなり恐る恐る様子を見て
みると…



詩織「…!?」



詩織は
自分の目を疑った
何故なら充が見知らぬ女子とキスをして
いたからだ
しかもそのキスは唇が触れるだけの
軽いキスではなく…



女子「んっ、はっんんっ」

充「…」



舌を絡め合い、いやらしい音を立てなが
らの濃厚なキスだった
からだ


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