お金の関係
第8章 痛いだけ
充「…」
詩織「…充…さっ…」
充「…」
詩織「…充さん」
涙で目が霞み
充の顔が全く見えなかった
寂しくて悲しくて…抱きしめてほしくて
必死に
手を伸ばす詩織
しかし充は着替えを済ませると
一度も詩織の方に視線を向ける事なく
保健室から
出て行ってしまった
詩織「…んっ」
涙を拭い
乱れた服を整え
充の精液や自分の血で汚れた
シーツや床を綺麗に片付け詩織も保健室
から
出て行った
詩織「…まだ痛いや」
記念すべき
初体験、セックスは
予想以上の痛さと悲しさで終わり
その日は一日中、股に何か挟まった感覚
がずっと
抜け切らなかった