お金の関係
第2章 突然の悲劇
詩織「嫌っ…離して…」
頭「おいっ、早くしろ!!」
男①「はい」
男②「早く乗れ!!」
詩織「嫌っ…誰かっ…!?」
男子「彼女の事、離してください」
頭「何だ、お前」
男子「ただの通りすがりです」
詩織「…」
周りのみんなが
見て見ぬフリをする中
たった一人、彼らに立ち向かってきてく
れた男子
見た目は詩織と同い年くらいだったが
背が高く綺麗な顔立ちの
男子だった
男①「関係ない奴は黙って…」
男子「5億円」
男②「は?」
男子「彼女の代わりに俺が払います、だ
から彼女を離してください」
頭「兄ちゃんが?」
詩織「嘘…」
男子「もちろんキャッシュで」
頭「…」
顔見知りではない
今日、初めて会う人にも関わらず
彼は5億円をキャッシュで用意し彼らに
渡した
頭「はい、きっちり5億円」
男子「…」
詩織「あっ…あの…」
男子「車停めてあるから乗って」
詩織「…でも」
男子「嫌なら別にいいよ、さっきの人達
また呼ぶだけ…」
詩織「乗ります!!乗ります…」
男子「…(笑)」