テキストサイズ

お金の関係

第12章 トラウマ



和也「九条の奴、一限目から授業サボっ
てどこ行ってんだろうな…」

詩織「…さあ」

和也「さっきまで一緒だったろう?九条
と…ボタン、掛け間違えてるから…」

詩織「えっ!?あっ本当だ…」

和也「…」

詩織「でっ、でもこれはね」

担任「町田」

詩織「はいっ!!」

担任「午後の授業で使う教材、昼までに
運んどけよ」

詩織「…はい」

和也「…」



日直だった詩織は
担任から午後の授業で使う
教材の準備を頼まれ放課を利用して準備
するはめに…



詩織「…重っ…いっ」



放課中
一人準備をする詩織
教材は教科書と専用のノート
それをクラスメイト達、全員分用意する
詩織だったが
運び出すダンボールは何箱もあり
重くて一人で運び出すのは
かなり大変だった



詩織「うぅっ…もう少っ…あっ!?」



棚の上から
ダンボールを下ろそうとした時
あまりの重さにダンボールを支え切れず
詩織は荷物を抱えたまま
真後ろへ
倒れてしまった


ストーリーメニュー

TOPTOPへ