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齟齬

第10章 10



すみれの両肩に手をおいた。


開いたままの唇。


僕の


閉じた唇でふれた。


一度顔を離し

彼女の目をみると

潤った瞳が

『YES』


僕に告げた。


深く


すみれの唇を僕の唇であけ


舌と舌が


絡み合う。


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