Sky Blue
第4章 戸惑い
予備校から4つ目の駅が泉の自宅だ。学校も予備校の近くにあるから、泉は毎日この電車に乗っている。
「この駅。」
それは1駅通り過ぎ、2つ目の駅だった。
「待っててチャリ取って来るから」
初めて降りる駅だった。都会にしては思ったより緑が多い。
駅から続いている並木道が印象的で、オレンジがかった街頭が緑の葉を綺麗に暗闇の中に浮かび上がらせている。
クリスマスにはきっと人気スポットと化すであろう。
「いいだろ、ここ。昼間は木漏れ日がすっげぇキレイなんだぜ」
いつの間に戻って来たのだろうか、自転車を引き、眩しそうに木々を見上げた。
「よしっ、行くか。」
自転車に跨り、後ろに乗るよう促された。
「え…そんなの悪い、オレが―――」
「何言ってんだよ?
いいからとにかく黙って乗れって」
確かに……自分が漕ぐと言った所で道も判らないし…家だって知る訳もない。
「ほらっ、カバン貸して」
カバンを籠に詰め込み、振り向いて泉を見る。
「早く。」
さっきからこの少年のペースに呑まれている。
それなのに居心地の悪さは不思議と感じなかった。
大人しく彼の後ろに跨る自分が信じられない。
「ちゃんと捕まって。行くぞっ!!」
10分も経たないうちに着いた場所は、並木道を通り抜け人気のない道を少し行った場所にあった。
小さめのマンションは一人で暮らすのに丁度いい大きさのように思えた。
中に入りエレベーターに乗り込むと、5階のボタンを押す。
「部屋汚いと思うから覚悟して」
なんて言った割には綺麗に整頓されている。
いや、物がないと言った方が正しいのかもしれない。
まるで生活感のない部屋………。
「この駅。」
それは1駅通り過ぎ、2つ目の駅だった。
「待っててチャリ取って来るから」
初めて降りる駅だった。都会にしては思ったより緑が多い。
駅から続いている並木道が印象的で、オレンジがかった街頭が緑の葉を綺麗に暗闇の中に浮かび上がらせている。
クリスマスにはきっと人気スポットと化すであろう。
「いいだろ、ここ。昼間は木漏れ日がすっげぇキレイなんだぜ」
いつの間に戻って来たのだろうか、自転車を引き、眩しそうに木々を見上げた。
「よしっ、行くか。」
自転車に跨り、後ろに乗るよう促された。
「え…そんなの悪い、オレが―――」
「何言ってんだよ?
いいからとにかく黙って乗れって」
確かに……自分が漕ぐと言った所で道も判らないし…家だって知る訳もない。
「ほらっ、カバン貸して」
カバンを籠に詰め込み、振り向いて泉を見る。
「早く。」
さっきからこの少年のペースに呑まれている。
それなのに居心地の悪さは不思議と感じなかった。
大人しく彼の後ろに跨る自分が信じられない。
「ちゃんと捕まって。行くぞっ!!」
10分も経たないうちに着いた場所は、並木道を通り抜け人気のない道を少し行った場所にあった。
小さめのマンションは一人で暮らすのに丁度いい大きさのように思えた。
中に入りエレベーターに乗り込むと、5階のボタンを押す。
「部屋汚いと思うから覚悟して」
なんて言った割には綺麗に整頓されている。
いや、物がないと言った方が正しいのかもしれない。
まるで生活感のない部屋………。
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