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Sky Blue

第4章 戸惑い

又してもあっと言う間に駅に着いてしまう。籠からカバンを出し泉はそれを受け取る。

「ありがとう」
「ああ、それじゃっ」




もう会うことはないだろう……




第一会う理由もない。




「気を付けて…」
「心配すんな。
オレケンカとか結構強いから!!」


そう言って永斗はペダルに乗せていた片足に力を入れる。






「……?」

なかなか地面から離れようとしない永斗のもう片方の足。泉を見て、仕方ないな、とでも言いたげに困ったように微笑んだ。


「―――だから、そんな顔すんなって…」


「? オレ?」
「やっぱ無自覚なのかよ!!」
「何言って……?」
「まぁいーやっ!!
お前こそ気ぃつけろよ!!イズミ!!」

地面を軽く蹴り自転車を走らせる。




泉はその姿が見えなくなるまで、この場から離れられずにいた。





――― A continues to the following chapter.

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