Sky Blue
第4章 戸惑い
「イズミ?それって苗字か?
ってかフルネームで………―――」
「そっちは?何て読むの?ひさ?えい、とか……?」
「え?」
身分証で眼にした名前を思い出す。“名取 永”最近は色々な名前があるから読み方なんて一概には決められない。
「ヒサトだよっ!!」
最後の“ト”を強調するかのように、改めて教えてくれた、彼の本当の名前は“名取 永斗”だった。
泉の見た身分証はケースに隠れて“斗”の部分が見えなかったのだ。
「ひさとか女みてぇじゃん」
「ごめん、悪かった」
よく時間が過ぎるのが早いという言葉を耳にするが、泉はイマイチ理解することが出来ずにいた。
それなのに時計に眼をやり驚く。
暫く他愛ない話しをしだけなのにこんなにも時間は早く過ぎるものなのか。
「ホントにいいの?奢って貰っちゃって……」
「そのくらいいいって。
今日色々助けてもらったから」
「! やめろよ。その話しは」
永斗は本当に嫌がっているようだ。再び赤くなる顔を背ける。
そんな永斗を笑う様子などなく泉は真剣だった。
「真面目に言ってるんだ。初めてだった、から……」
その言葉に永斗が顔を上げる。
「マックが?」
優しく表情を崩し続ける。
「違うよ。まぁマックもだけど……
こんな風にしてもらったことないから、
うれしかった…何か温かかった気がする。
…感謝してるよ…ありがとう」
泉は素直な気持ちを口にした。永斗は自転車を引き、先に歩き出す。
「……いいから、行くぞっ」
永斗のぶっきらぼうなこの口調はただの照れ隠しなのだと理解する。
態度とは裏腹にその方向は駅へと向かっているようだ。
「大丈夫だ。ここで。駅までの道なら判るから、一人で帰れる。」
泉の言葉を背中で聞き、何も言わず自転車に跨った。
「お前、運転ヘタ。
もうオレが漕ぐから。早く乗れよ」
どうやら駅まで送ってくれるようだ。
「これ以上迷惑は掛けられない」
「イマサラ言うなよ。
それにこんな夜遅く一人で人気の無い道歩いてると、マジで襲われるぞ」
「そっちだって帰り一人になるだろ?」
「オレはチャリだからいーの。
ホラっ早くしろって」
相変わらず強引さは健在だ。泉は来た時と同様後ろに跨った。
ってかフルネームで………―――」
「そっちは?何て読むの?ひさ?えい、とか……?」
「え?」
身分証で眼にした名前を思い出す。“名取 永”最近は色々な名前があるから読み方なんて一概には決められない。
「ヒサトだよっ!!」
最後の“ト”を強調するかのように、改めて教えてくれた、彼の本当の名前は“名取 永斗”だった。
泉の見た身分証はケースに隠れて“斗”の部分が見えなかったのだ。
「ひさとか女みてぇじゃん」
「ごめん、悪かった」
よく時間が過ぎるのが早いという言葉を耳にするが、泉はイマイチ理解することが出来ずにいた。
それなのに時計に眼をやり驚く。
暫く他愛ない話しをしだけなのにこんなにも時間は早く過ぎるものなのか。
「ホントにいいの?奢って貰っちゃって……」
「そのくらいいいって。
今日色々助けてもらったから」
「! やめろよ。その話しは」
永斗は本当に嫌がっているようだ。再び赤くなる顔を背ける。
そんな永斗を笑う様子などなく泉は真剣だった。
「真面目に言ってるんだ。初めてだった、から……」
その言葉に永斗が顔を上げる。
「マックが?」
優しく表情を崩し続ける。
「違うよ。まぁマックもだけど……
こんな風にしてもらったことないから、
うれしかった…何か温かかった気がする。
…感謝してるよ…ありがとう」
泉は素直な気持ちを口にした。永斗は自転車を引き、先に歩き出す。
「……いいから、行くぞっ」
永斗のぶっきらぼうなこの口調はただの照れ隠しなのだと理解する。
態度とは裏腹にその方向は駅へと向かっているようだ。
「大丈夫だ。ここで。駅までの道なら判るから、一人で帰れる。」
泉の言葉を背中で聞き、何も言わず自転車に跨った。
「お前、運転ヘタ。
もうオレが漕ぐから。早く乗れよ」
どうやら駅まで送ってくれるようだ。
「これ以上迷惑は掛けられない」
「イマサラ言うなよ。
それにこんな夜遅く一人で人気の無い道歩いてると、マジで襲われるぞ」
「そっちだって帰り一人になるだろ?」
「オレはチャリだからいーの。
ホラっ早くしろって」
相変わらず強引さは健在だ。泉は来た時と同様後ろに跨った。
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