Sky Blue
第6章 ガラスザイク
相変わらずジメジメした日が続いている。久しぶりに晴れたものの、やはり湿った空気を完全には拭い去れないようだ。
雨期は始まったばかりだと言うのに、梅雨明けを望まずにはいられない。
少し開けた窓から入り込む風が心地良くて、授業中なのもお構いなしに机に突っ伏し睡魔に身を委ねる為、目を閉じる…。
―――――やっぱり。
まただ………昨夜からずっと眼を閉じる度思い出す、考えてしまう……
“イズミ”と名乗ったあの少年のことを……
確かに勝手に早とちりした自分も悪い、だがそう思わせるような雰囲気をアイツは持ってる……
捨てられた犬みたいな顔しやがって………
一見大人びたように感じるが、どこか不安定で儚い印象を与えるのも事実だ。
静かに笑うあの表情も、ふとした瞬間に垣間見せるあの感情のない眼も……
まるで人と関わるのを拒んでいるようにも見える。繊細なガラスみたいで無理矢理踏み込んだら、壊れそうで怖かった………
色白で、風呂上がりだというのにも関わらず、冷たい手をしてた気がする。
眠れないのは……
イズミ、お前のせーだ。
最後のあの表情が………消えない。
何かを訴えかけるような、眸が忘れる事を許さない―――――――
それで寝不足となり現在に至る訳だが、案の定考えてしまっている。
「………ト…
おい!ナット!!」
後ろの席の友人に軽く椅子を蹴られ、不機嫌に体を起こし振り向く。
「………なんだよ?
うっせぇな。」
「寝てんじゃねーよっ!
今リーダー決めなんだからさ、お前やってくれんなら寝てていいぜ♪♪」
只今永斗達のクラスは、もう直ぐ行われる行事のまとめ役を決めている真っ最中。要するにまとめ役なんて上辺だけの雑用係だ。
雨期は始まったばかりだと言うのに、梅雨明けを望まずにはいられない。
少し開けた窓から入り込む風が心地良くて、授業中なのもお構いなしに机に突っ伏し睡魔に身を委ねる為、目を閉じる…。
―――――やっぱり。
まただ………昨夜からずっと眼を閉じる度思い出す、考えてしまう……
“イズミ”と名乗ったあの少年のことを……
確かに勝手に早とちりした自分も悪い、だがそう思わせるような雰囲気をアイツは持ってる……
捨てられた犬みたいな顔しやがって………
一見大人びたように感じるが、どこか不安定で儚い印象を与えるのも事実だ。
静かに笑うあの表情も、ふとした瞬間に垣間見せるあの感情のない眼も……
まるで人と関わるのを拒んでいるようにも見える。繊細なガラスみたいで無理矢理踏み込んだら、壊れそうで怖かった………
色白で、風呂上がりだというのにも関わらず、冷たい手をしてた気がする。
眠れないのは……
イズミ、お前のせーだ。
最後のあの表情が………消えない。
何かを訴えかけるような、眸が忘れる事を許さない―――――――
それで寝不足となり現在に至る訳だが、案の定考えてしまっている。
「………ト…
おい!ナット!!」
後ろの席の友人に軽く椅子を蹴られ、不機嫌に体を起こし振り向く。
「………なんだよ?
うっせぇな。」
「寝てんじゃねーよっ!
今リーダー決めなんだからさ、お前やってくれんなら寝てていいぜ♪♪」
只今永斗達のクラスは、もう直ぐ行われる行事のまとめ役を決めている真っ最中。要するにまとめ役なんて上辺だけの雑用係だ。
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