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Sky Blue

第6章 ガラスザイク

「そんなん学級委員のお前がやれよ。」

「酷いなぁ~ナット!!
こうゆ~時だけ“学級委員”とか使わない。面倒くさいのはパス。」

何の為の学級委員だ、と心の中で悪態を吐く。

カズはそういうヤツだ、大学入る時に少しは役立つだろ?何て言葉と共に自ら立候補。仕事なんて殆どしてない。もう一人の女子に任せっきりだ。
だが、憎まれていると思いきや、有ろう事か好かれていたりするから始末が悪い。きっと上手いことやっているのだろう。


だが友達を裏切ったりなんて絶対にしないし、相談にも真剣に乗ってくれるイイヤツにはイイヤツなんだ。


「ってな訳でジャンケンだから☆」


悪怯れもなく右手を軽く握りジャンケンする気満々と言った様子。
どうやらクラスの連中も上手いこと言い包め納得させたようだ。



その結果――――……

「ウソだろ……?」

永斗は右手を開いたまま思わず固まる。まさか同じ班のヤツらが全員“チョキ”を出すなんて……。


「仕組んだな…?」

側にいたカズを睨む。

「んな訳無いじゃん!
諦めろナット!!」


「あーマジ使えねぇ学級委員だな!!」

「そ~ゆ~こと言わない!カワイイコ紹介してやるから♪」

カズは永斗の肩に腕を回し、紹介する、という所を耳打ちするように言う。

「いらねーよっ

お前女遊びもいい加減にしろよ、後で痛い目見たいのかよ」

「肝に命じとく♪」


嘘吐け………。



「そーいやナット、昨日あれからどーした?
ってかお前バカだよな~マジ笑えた!
落とし物拾いに行って電車のドア閉まるとか、ギャグ??」

「…うるせぇよ」

一瞬昨夜のことを全て知られているような気がして焦ったが、カズは電車に戻ったことまでしか知らない筈だ。
言ったら言ったで笑われるのがオチだから、言う気も更々ないが……。

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