テキストサイズ

運命に導かれて

第5章 愛の行方

「王子様…あなたのお気持ちは、ちゃんと届いています。何もおっしゃっていただかなくても、大丈夫です。あなたも、お気になさらないように」

最後に、お付きの者にも言葉をかけた。



そこへ、別の召使いの女が知らせを持ってやってきた。


今夜の晩餐で発表を行うこと、その席に隣国の王と王妃も招待すること。


ディアナはすぐに、準備のために連れて行かれた。


王室に入るのにふさわしいように、整えられるのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ