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運命に導かれて

第5章 愛の行方

「さぁ、大切な話はここからですぞ。辛いことを話してしまって申し訳なかったが、このことから始める必要があったのだ……ディアナが保護される2日ほど前に、隣国で、あなたがたの国で、重大な事件が起きていました。まだ解決していないあの事件です。」


「彼女が…………いなくなってしまった、わたしの娘だとおっしゃるのですね」

隣国の王が、感情を殺したような冷静な声で言った。

王妃がその隣でさらに激しく泣いていた。


「………!!!」


ディアナとオルフェウスは驚いて顔をあげた。


「なんですって!」

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