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赤い花~情欲の檻の中で~

第5章 終章~再びの砂漠にて~

 人は誰かを愛さずにはいられない。過去はすべてこの砂の奥深くに埋めて、未来を想おう。きっと頭上を覆うこの空は限りない未来へと続いているはず。自分の進む先に希望が持てなくなって、挫けそうになったら、この砂漠の上にひろがっていた蒼穹を思い出そう。

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