
赤い花~情欲の檻の中で~
第3章 MemoriesⅡ
彼もまたこのとおりのイケメンだから、向こうの娘も印象は強かったようで、二人は妹に内緒でしばらく付き合っていた。ところが、ふとしたことから、妹がそのことを知り、大紛糾に陥った。また、その娘の親からも祥吾の両親の元に、お宅の息子さんとうちの娘がどうやら―と連絡が来たという。
結局、妹は〝お兄ちゃんなんて、最低。女と見れば、誰にでも手を出すのね〟と号泣し、妹には弱い祥吾はその娘とは別れることになった。しかし、その余波は妹とその娘の数年来の友情をも壊すことになった。
結局、妹は〝お兄ちゃんなんて、最低。女と見れば、誰にでも手を出すのね〟と号泣し、妹には弱い祥吾はその娘とは別れることになった。しかし、その余波は妹とその娘の数年来の友情をも壊すことになった。
